保育園選びを始めたばかりの時、何を基準に保育園を選ぶのが良いのか意外に分からないものです。
現状としても、保育園への見学や説明会へ参加して、保育園の雰囲気を確認して決める方が多いようです。
選んだ保育園については、申込の際に入園希望を聞かれる場合もあります。
保育園見学へ行く際に確認すべきポイントや保育園選びのお勧め、保育園の入園申込書の入園を希望する理由の書き方についてまとめていきます。
保育園へ入園させたい!保育園選びはどう行うべきか?
保育時間や受入可能年齢等の決まりを確認する
保育園への入園を考えている時、こんな保育園に入れたらいいな~という希望は、多少はあると思います。
- 保育園の雰囲気が良い!
- 自宅から近い!
- 行事がいっぱいある!
- 土曜保育、延長保育を行っている!
- 産休明けにすぐに預けたい! 等
ですね。
更に、延長保育、土曜保育、休日保育等を希望する場合や、産休明けの入園を希望する場合は、希望する内容で引き受けをしている保育園への申込が必須となります。
認可・認可外含め、全ての保育園で、土曜保育や延長保育、産休明けの子どもを受け入れている訳ではありません。
他にも、0歳~2歳児までしか受け入れていない保育園や、1歳児からしか受け入れをしていない保育園もあります。
- 希望曜日の受入有無の確認。
- 延長保育の有無の確認。
- 対象年齢の確認。
- 食物アレルギー対応可否の確認。
- 与薬をしているかどうかの確認。
- 障害児保育を実施しているかの確認。
上記の保育園の受け入れ規定が保育園を選ぶ基準になりますが、それ以外でどのように保育園を選んでいくのがお勧めなのか、ポイントをまとめていきます。
何を重要視するのかが保育園選びのポイント
幼少期の子どもの成長にとって影響を与える場所である保育園。
子どもの為を思って保育園選びを行うことは間違っていませんが、保育園の利用を必要としている親の立場としても、保育園選びのポイントはあります。
- のびのびと外遊びできるか。
- 保育園の雰囲気が良いか。
- 園舎は清潔か。
- 日常のカリキュラムはどうか。
- 行事は充実しているか。
- 異年齢交流があるか。
広い園庭でのびのびと遊んでほしい
子どもにお友達といっぱい園庭で遊んでほしいと思っている方は多いと思います。
- 園庭の広さは十分か?
- 園庭の遊具(種類)はどうか?
- 日当たりはどうか?
- 夏はプールがあるのか?水遊び程度なのか?
- 午前だけでなく午後も外遊びできるのか?
外遊びを重要視する場合、上記のことがポイントになります。
夏のプールについては、保育士の人員の関係から夏でも毎日行われないケースやプール(簡易プールも含む)の設置がない、水で遊ぶ程度と保育園によってかなり異なります。
午後遊びについても、近隣住民への配慮や保育園騒音問題から、実施をひかえている園もあります。
子どもの怪我を心配される方は、園庭周りのフェンスの状況や園庭は芝生なのか人工芝なのか土なのか砂利なのか、転んだ時など怪我の症状も変わってくるので、確認してみて下さい。
認可保育園でも、園庭がない保育園もある!
そんな風に思いがちですが、認可保育園に園庭があることは絶対ではないんです。
園庭以外にも、屋上や近隣の公園を利用している認可保育園もあります。
園庭の状況を確認するにも、やはり保育園への見学はお勧めです!
保育園の雰囲気や園舎の状況を確認
自分の子どもを預けるんです。もちろん保育園の雰囲気も大切ですよね。
- 園舎、保育室(トイレ等)は清潔に保たれているか。
- 園内は明るいか。
- 喚起はされているか。
- 加湿・除湿機使用はあるか。
- セキュリティーはしっかりしているか。
- 保育士の雰囲気や関係性は良さそうか。
正直、保育園の雰囲気は入園してからでないと分からないこともあります。保育士の異動や退職等によって、雰囲気が一気に変わることも可能性としてはあるのです。
しかし、園舎の状況やセキュリティーは目でみて確認できるものです。
喚起状況が良かったり、園が清潔に保たれている場合、病気の感染も最低限ですが、防ぐことも出来ますからね。
充実した保育内容や独自のカリキュラムの確認
保育園の利用時間に、充実な内容の教養を受けることにメリットを感じる方もいると思いますが、最近の保育園は、園での独自のカリキュラムの充実を図っています。
- 英語教育
- 体操
- リトミック
- 水泳
- 食育 等
上記のような、人気の習い事に触れさせることも、保育園のカリキュラムの内容や頻度によっては、習い事へ通わなくても十分な場合もあります。
特に、行われている内容と週に何回実施されているのかが重要なんです!
半年に1回程度であれば、あまり期待できませんが、月1回や週1回実施されているとなればやっぱり魅力的ですよね。
保育園の行事は園によってかなり異なる!行事の内容と親子での参加について確認。
保育園の行事についても、園によって内容は異なります。
- 保育参観
- 運動会
- 発表会(劇、歌等)
- 遠足
- お泊り保育・・・等
他にも、お誕生日会や、ハロウィンやクリスマス、節分にひな祭り等の季節の行事もあります。
保育園行事の多様さを希望している方は、行事の内容だけでなく回数等も確認して下さいね。
例えば、遠足が年3回~4回と多く実施されている場合でも、行ける年齢が限られている場合もありますし、親子遠足等の親子行事が多すぎても困るという方も中にはいると思います。
行事を行う曜日も重要です!
年間行事が多い場合、その行事が土日中心に行われているのか、平日中心に行われているのか、半々くらいで行われているのか、確認が結構重要だったりします。
土日休みの方であれば、土日中心の園行事の方が仕事を休まずに行けますよね。
平日休みの方であれば、平日に行事が行われている園を選択する方が良かったりしますよね。
保育園行事、特に親が参加する行事については、仕事を休まなければいなけない場合もあります。
保育園ですので、やむを得ない理由があれば参加は必須ではありませんが、多く参加が出来ない場合が予測される場合は、園行事の多い保育園を避けるという方法もあります。
異年齢交流はあるのかの確認
異なる年齢の幼児が、同じ部屋で過ごす時間の有無も、結構重要だったりします。
小さいうちから、上下関係とまでは言いませんが、異年齢交流があることで、自分よりも年齢が下の子に対して優しく接することが自然と出来るようになったりするんです。
自分よりも年齢が上の子からも優しく接してもらうことで、下の子の見本にならなきゃと思うこともあるようです。
しかし、私の園でもそうですが、小さい年齢のお子さんを持つお母さん方は、それを良しと考えないケースもあります。
- 免疫がない分、多くの病気にかかりやすい。
- 中には意地悪な幼児もいる。
- 一緒に過ごすことで、ケガへのリスクも上がる。
上記のようなことが、懸念材料ですね。
確かに、仕事等のために保育園を利用しているわけで、病気やケガのリスクが多くなるような保育はしてほしくないいう意見も分かります。
保育園に入園して、1年間くらいは体調を崩しやすく、保育園で病気をもらってくることはしょっちゅうですし、年長者の全員が全員優しいわけでもない。
年長者は走り回ったりすることや、遊具を振り回すことだって十分考えられる中で、リスクを減らしたいと考えるのも分かります。
正直、メリットもあればデメリットがあるのは事実です。
- 異年齢交流がどの時期からスタートするのか?
- 毎日実施されるのか?等
気になることは保育園見学や保育園へ問い合わせて確認してみる事をお勧めします。
保育園の場所は家から近くて最寄りの駅にも近いのが一番!
保育園選びのポイントについて、
- のびのびと外遊びできるか。
- 保育園の雰囲気が良いか。
- 園舎は清潔か。
- 日常のカリキュラムはどうか。
- 行事は充実しているか。
- 異年齢交流があるか。
施設の状況や保育方針をあげてまとめてみましたが、保育園に入園して、さらに送迎を始めてから一番実感するのは、「保育園への通いやすさ」ついてです。
入園してからすぐの梅雨の時期、夏の台風の時期、冬の大雪の時期、とにかく送迎が想像以上に大変なものです。
小雨程度であれば、雨除けカバー等を利用して自転車で送迎することはあまり苦ではありません。
子どもを連れて、悪天候・悪路を歩いて登園するのは、体力的にも時間的にも、本当に大変。
悪天候が続くと、保育園の登園で仕事に行く前から、クタクタ・・・なんてこともしょっちゅうです。
保育園への通いやすさ(場所)が、保育園選びの中でママ・パパへの毎日の生活に一番に関わってくる問題だったりします。
「家から近く、最寄り駅へ行く途中の保育園」
保育園選びの1つとして、これを選んで損はありません!
しかし、
- 駅から近い保育園
- 駅の途中にある保育園
この2つは、とにかく人気があるんです!
送迎の楽さだけを考え、保育園の場所だけで保育園を選んでしまうと、その人気から入園出来ない可能性も出てきてしまいます。
駅に近すぎない保育園で、自宅から近い保育園を選ぶこともお勧めします。
保育園への送迎経験を元に、再度保育園選びをするのであれば、家から近い保育園を選ぶことを、保育園選びの上位に入れるくらいお勧めできます。
保育園の入園希望理由はどう書くべき?
練馬区の保育園を希望する場合、数年前まで保育の利用を希望する理由を記入する欄がありました。
今年の入園申込書を見てみると、保育の利用を希望する理由として記入欄はありますが、チェック項目に替わっていました。
就労・出産・病気、障害・介護・就学・求職・その他欄へチェックし、その他の希望理由の場合に、理由を記入するようになっています。
実際に、利用申込への保育の利用を希望する理由は、希望理由でポイントが上下するというのが聞いたことがありませんが、記入欄がある方へ、例として紹介していきます。
保育を希望する理由はありのまま記入することで問題無し
保育を利用する理由は、ありのまま記入することで問題ありません。
- 父母共に就労している為→(就労のケース)
- 求職中であり保育が必要な為→(求職中のケース)
- 出産(予定)のため保育が必要である為→(出産のケース)
上記の通りです。
あまり深刻に悩む必要はありません。
嘘はいけませんが、ありのまま以外、書く必要もありません。
なぜこの保育園を選んだのか等の理由を書く場合
保育園の入園申込に、自治体によっては「なぜこの園を希望するのか?」等の理由を記入が必要が場合もあるようです。
- 自宅の近くにあり、延長時間が長いので勤務時間に支障がないため。
- 提出した就労時間内に、勤めが可能なため。
- 家から近く、通勤経路の途中にあるため。
- 家から近く、子供とふれ合う時間を確保できるため。
- 保育園と職場が近いかため。
- 手伝いを頼める実家が近いため。
- 保育方針に共感するため。
- 介護先の病院から保育園が近いため。
こんな感じですね。
これもありのままで問題ありません。
しっくりくる言葉が出てこない時には、上記を参考にしてみてください。
まとめ
保育園選びや入園希望理由について、簡単にまとめてみました。
保育園選びについては、保育園へ見学に行くことで園の雰囲気等をつかむことが出来るので、是非時間がある方は行ってみて下さい。
保育園見学は、保育園側も慣れているので、嫌な顔はしません。
しかし実際入園してみると、「想像していた保育園とは違っていた」とか「どうしても合わない先生がいる」とか「子供同士が揉めてしまった」等、色々と体感することもあります。
そんな時は、無理をせずに他の園へ転園を考えればいいだけです。実際に、保育園の転園は意外に多かったりします(笑)
引越しで転園する方もいれば、あまり合わないということで転園する方、理由は色々です。
子どもの頃、小学校や中学校等で学校に転校してくる子いましたよね?
それと同じ感覚で、理由によってはずっと同じ園にいる必要もないのです。