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練馬区保育園の待機児童の実情と隠れ待機児童問題について

うさクマ
うさクマ
練馬区の待機児童ってどのくらいいるの?

練馬区の保育園に子どもを入園させたい働くママ・パパは、待機児童がどのくらい存在するのか気になるところだと思います。

最近は、あまり話題になりませんが、練馬区にも待機児童がいます。

さらに、待機児童とはみなされていない「隠れ待機児童」が多く存在するんです。

練馬区の待機児童数、隠れ待機児童数やその問題なんかを、私の意見も踏まえて、まとめていきます。

待機児童とは?

待機児童とは、認可保育園に入れない児童のこと!

待機児童とは、文字だけを見ると「保育園への入所を希望するも入園出来ない児童」と思われがちです。

実際は、以下の定義となっています。

待機児童とは、認可保育所へ入園したいと希望しても入れない子どものこと。

そうなんです、施設の広さや保育士の人数など国の基準を満たしている認可保育園への入所要件を満たし、希望するも入れない児童が対象となるのです。

うさクマ
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思っている以上に、待機児童の範囲は広い!

しかし、自治体のHP等を見てみると、「待機児童数=保育所に入れない児童の人数」抜粋が多く見られます。

ちなみに、練馬区の平成30年4月1日時点の待機児童数は79と発表されています。

練馬区の待機児童を細かくみてみましょう。

練馬区発表の待機児童数は平成30年4月1日時点で79人

練馬区の平成30年4月1日時点での資料は以下の通りです。

(練馬区HP【待機児童対策は新たな局面を迎えています】より参照)

赤枠で囲んであるのが、平成30年4月1日時点での待機児童数79人という練馬区発表の人数です。

青枠で囲んである旧基準というのは、平成29年までは「育児休業を切り上げて復職する意思がある」場合は待機児童として含まれていませんが、平成30年4月からはその人数をカウントしましょう、となっています。

認可保育園に入園希望をしても入れなかった児童が待機児童とされるには、ちょっと数が少なすぎない?と思われる方もいると思います。

うさクマ
うさクマ
この待機児童数にはちょっとしたカラクリがあるんです。

待機児童数のカラクリ

待機児童とは、認可保育園に入りたくとも入れなかった児童を言いますが、実はある条件を満たしていると待機児童にカウントしなくても良いとなっています。

実際、練馬区の年齢別待機児童数(平成30年4月1日時点)を見ていくと、待機児童数の上には、こまごまとした項目があります。

  • 保育所等へ入れなかった者・・・978人
  • (上記の内)認可外保育施設を利用・・・284人
  • (上記の内)特定園のみ希望・・・489人
  • (上記の内)育児休業中・・・172人

「保育所等へ入れなかった者・・・978人」というのは、認可保育園を希望するも入れなかった人数です。

認可外保育施設を利用より下の項目は、認可保育園に入れずも、下記の理由の場合は待機児童へカウントされないのです!

  • 認可外保育園・子ども園等、自治体主導の保育所を利用した。
  • 兄弟で同じ園を希望する、特定園のみの入園希望等で、認可施設への入園を断った。
  • 保育園に入れなかった為、やむを得ず保護者が育児休業を延長した。

認可保育園に入れなかった児童のうち、上記理由による児童は「隠れ待機児童」と言われます。

平成30年度4月1日時点で、練馬区の隠れ待機児童数は945人にもなるのです

隠れ待機児童となる理由は他にもある!

別の資料から、練馬区の待機児童数についてみていくと、他の事情から待機児童数にカウントされていないことも分かります。

平30年4月の朝日新聞デジタルの資料を見てみると、練馬区の待機児童数は79人と、練馬区HP待機児童対策は新たな局面を迎えていますと同じ数です。

資料の内容を見ていくと、練馬区で出されている項目よりも、より細かい理由で隠れ待機児童となった数が分かります。

朝日新聞社デジタル「待機児童見える化プロジェクト」参照】

認可外保育園等への利用や、保護者が育児休業延長した、保護者が仕事探しを休止した待機児童数、練馬区とカウントが異なるところはあります。

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しかし、実情として認可保育園へ入園できないことで起きた事情です。

認可保育園へ入園を希望するも入れなかった待機児童の内、ほとんどが隠れ待機児童となるということです。

隠れ待機児童対象者
  • 認可外保育園・子ども園等、自治体主導の保育所を利用した。
  • 兄弟で同じ園を希望する、特定園のみの入園希望等で、他の認可施設への入園を断った。
  • 保育園に入れなかった為、やむを得ず保護者が育児休業を延長した。
  • 保育園に入れなかった為、仕事探しをやめた。
  • 企業型主導の保育所を利用した。

練馬区の隠れ待機児童を上記資料朝日新聞社デジタル「待機児童見える化プロジェクト」参照】を基に見ることが出来ますが、隠れ待機児童の内、育休延長・特定園希望の割合がかなり高いのが分かります。

ほとんどの区の隠れ待機児童の割合は、自治体主導の保育所を利用している比率が高いのです。

自治体主導の保育所の利用率が低いのが、練馬区の隠れ待機児童の大きな特徴です。

うさクマ
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特定園のみ希望し、隠れ待機児童なっている児童が多く驚き!

落選を狙って人気保育園のみへの入園希望を出す人も・・・

なぜ隠れ待機児童が、待機児童にカウントされないのか・・・。

隠れ待機児童の数を、実際の待機児童(認可保育園にはいりたい)の数として当てはめるのも、なかなか難しい問題ではあります。

それは落選狙いの認可保育園への申込等が一定数あることも要因と思います。

  • 子どもともっと一緒にいたいため育休を延長するための証明欲しさ
  • 育児休業給付金の給付のため育休延長の証明欲しさ
  • 仕事を辞める口実の保育園へ入れなかった証明欲しさ

保育園へ入園できませんでしたという「保育所入所保留(不承諾)通知書」をもらうために、あえて競争率の高い人気保育園への申込を行う、1つの保育園のみ申込をする方も中にはいるということです。

これが悪いこととも言い難いのが現状です。

証明書取得が育休延長や育児休業給付金取得するのに必須としている、企業や自治体が実際にあるからですね。

練馬区でこのような実情調査の結果が報告されているわけではないので、一概には言えません。

しかし、東京都世田谷区では、年間最大190件程度の「不承諾通知狙いの申請」が行われていると推計しています。

世田谷区の推計からも、練馬区でもある程度の申込数があると考えられます。

待機児童の問題は、育休制度等の見直しも必須

待機児童の問題は、保育園増設と保育士増員を進めることで解消しようと各自治体は必死に保育園整備を進めています。

練馬区では、延長保育等の要望に応えていくため区立保育園を企業主体の保育園へ移行も進めています。

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確かに児童数を受け入れるには、保育園の増員や増設は必須ですが、産後の育休制度や給付金の見直しを行う必要もあると私は考えます。

証明書発行目的の保育園申込等がなくなれば、実際の隠れ待機児童と言われる児童の数の把握もでき、自治体としても課題を見つけやすいとも思うんですよね。

企業も自治体も含め、育休制度の見直しや保育園申込における見直しが必要あるのではないでしょうか。

まとめ

練馬区の待機児童問題についてまとめてみました。

全国でみると、練馬区の実際の待機児童数79人は多いほうではありませんが、隠れ待機児童も含めると、認可保育園への入園を希望していても入園できない児童はまだまだ多く存在します。

希望する認可保育園入園にあたって、先に認可外の保育所へ子どもを預け、仕事を始め、選考におけるポイントを上げる方も、まだまだいる時代です。

自治体や企業の保育園環境や育休制度等が整い、全ての児童(保護者)が希望する保育園に入園できることが一番ではありますが、かなり難しい問題であり、問題解消するかも・・・わかりません。

うさクマ
うさクマ
仕事をしながら子育ての出来る環境を、自分でも探していかなくてはないけない時代になってきたのかもしれませんね・・・
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