保育園へ入園すると、まずは慣らし保育から始まります。
子どもは1人で大丈夫なのか?泣いていないか?等、不安なこともいっぱいです。
人によっては慣らし保育は「意味がない」なんて思う人もいます。
しかし、多くのママやパパを安心させ、子ども達が園での生活にゆっくりと慣れていくための期間です。
- 慣らし保育の子どもと親にとってのメリットは?
- 慣らし保育はどのくらいの時間・期間行うものなのか?
- 慣らし保育中の仕事、いつ頃復職するのが良いのか?
- 慣らし保育のスケジュール(体験談)
- 子どもの様子(体験談)
- 親の気持ち(体験談)
慣らし保育について、こんな感じでまとめていきます。
慣らし保育のメリットは保育園に慣れ・知ること
子どもにとって保護者にとっても、慣らし保育にはメリットがあると、私は思っています。
子どもにとっては初めての保育園、第一子の場合は保護者も初めての経験です。
保育園の説明会等に参加したとしても、保育園の流れや保育士の雰囲気等は実際体験してみないと分からないものです。
慣らし保育の子どものメリット
- 初めて長い時間親元から離れることに慣れる
- 家とは違う保育園での生活リズムに慣れる
- お友達や保育士と少しづつ触れ合い安心感を得る
親にとっての慣らし保育のメリット
- 子どもと離れることに慣れる
- 預け先の安心できる環境を感じる
- 仕事復帰・保育園へ通うことの生活リズムに慣れる
- 保育士との交流や保育園の仕組みになれる
慣らし保育については、期間中に保育園での生活や保育士に慣れること、知ることが大切です。
慣らし保育中の保育士さんは、とにかく本当に忙しいです。
慣らし保育中は、クラスを持っていない保育士さんは、慣らし保育のクラス(特に0歳児・1歳児)に付きっきりです。
慣らし保育中でも、他の在園児は通常保育中ですしね。
忙しそうだから・・・と躊躇せず、とにかく不安なことやわからない事はお迎えの時に、保育士や園長に聞いてみるのが一番ですよ。
慣らし保育の期間は1週間~3週間程度
慣らし保育は、これから保育園に通う子こどもだけでなく、保護者が保育園生活に少しづつ慣れていくためにあります。
保育園の慣らし保育の期間や時間に、決まりはありません。
慣らし保育の期間や時間は、保育園の方針に沿って基本的には保育園側が決めるものです。
多くの場合は、2週間程度です。
入園式が終わった、次の平日から約8日~10日くらいですね。
中には、慣らし保育期間が5日間だった~なんて声も聞いたりするので、保育園によって大きく異なってくる部分でもあります。
仕事復帰の日程や時期によっては、保育園と個別に相談することもできることもあります。
- 慣らし保育期間は、園によって大きく異なることも。
- 仕事復帰や家庭の状況に応じて、保育園側と相談してみて下さい。
会社へ復帰/復職日は余裕をもって決めましょう
復職時期についていつにしようかと考えている方も多いはずです。
自治体によっても、復職日の期限も異なるので注意が必要です。
練馬区の場合、保育園入園月の月末までに、元の勤務先に復職することが必須です。
保育園側も地自体の定める復職期限は知っているので、慣らし保育も復職期限日までには終わるようになっています。
復職期限があっても、会社との復職日の調整も必要です。
会社によっては、4月中には復帰先の職場に慣れて、5月からはバリバリ働いてもらいたいという職場もあります。←私がそうでした・・・
しかし、会社が許してくれるのであれば、復職日期日のギリギリに復職することも出来ます。
月の初めに入園した場合、慣らし保育が2週間程度であっても、復職期日まで残り2週間程あるので、
- 育休中にやり残したこと
- 復職に際して準備が必要なこと
- 1人でゆっくり考えたいこと
- 1人でゆっくりご飯を食べたい 等
復職日までに余裕があると、子どもを保育園に預けている間に色々することもできます。
復職する日については十分余裕を持って、自分で余裕すぎると感じるくらいの日程で組むことをお勧めします。
しかし、復職日までに一番大切なのは、保育園に預けて働くというイメージを持つということです。
慣らし保育の実情とスケジュール
4月入園の場合、断トツに多いのが0歳児と1歳児の入園です。
入園する年次やその子供の性格にもよってきますが、0歳児よりも1歳児の方が保育園に慣れるまでに時間がかかります。
0歳児は慣れるというよりは、何が何だかわかっていない状況からなので、意外にすんなり受け入れる子も多いようです。
1歳児は自我も芽生え、ある程度状況を理解していくので、保育園を見た瞬間に大号泣なんてことも。
- 泣きながら保育園の教室に入ること
- わめき、保育士に抱っこされている
- ドア越しに大泣き
- 教室の児童が全員泣いている
- 慣らし保育中ずっとおんぶされている
- 保護者が迎えに行くと大泣き
↑こんな光景は、普通です。
最初はびっくりしますが、この子どもの反応が普通だったりします。
2歳児以上での入園の場合でも、最初は1歳児以上に嫌がることもあることを、十分頭に入れておいてくださいね。
慣らし(慣れ)保育は最初は1時間~2時間
保育園入園式の次の日から、いよいよ保育園の慣らし保育が始まりました。
我が家の慣らし保育は、1歳児での入園で約2週間ありました。
- 1日目~2日目/9時~11時(午前おやつ有)
- 3日目~5日目/9時~12時(給食あり)
- 6日目~7日目/9時~15時(午前おやつ・給食・午睡あり)
- 8日目以降/9時~16時(午前おやつ・給食・午睡・午後おやつ有)
我が家の子どもが通っている保育園では、慣らし保育は2時間~でした。
しかし、中には初日は1時間の預かりという保育園もあるようです。
復職する日の前日(育休終了日)まで、保育園の利用時間は、9時~16時まででした。
- 保育園によって、日程や預かり時間も変わります。
- 保育園の入園前説明会で確認してみて下さい。
慣らし保育の子どもの状況や様子
慣らし保育初日は、意外にもすんなりと保育園に入ることができました。
あまり状況が分かっていなかった為だと思います。
しかし、教室へ向かう廊下で、他の子どもの泣き声が聞こえだし、教室に入る時は号泣。
慣らし保育中の保育園では、
- 教室前の廊下で大号泣、ママと離れられない子
- 教室のドアの前でずっと泣いている子
- 先生にずっと抱っこ・おんぶされている子
- 泣き止んでも少し時間が経つとまた泣き出す子
こんな子ども達で溢れかえっています。
基本的に、慣らし保育の最初の数日間は泣いている時間が長い子がほとんどです。
中には、1か月以上先生におんぶされて過ごしていた子もいました。←そんな子でも時間が経つと保育園に慣れてきます!時間が解決してくれます!
「うちの子だけ保育園に慣れることができないの?」
なんてことは絶対にありません、断言できます!
泣く以外にも、保育園で出された「おやつ・給食」を一切拒否する子もいました。
「親への反抗」「ここに居たくない」という表現の一つだと思います。
2カ月~3か月くらい、保育園で食事をしないので、やせ細っていく我が子が本当に心配になったそうです。←そりゃそうですよね・・・
それでも、数カ月後にはおやつを食べ、給食も食べるようになりました。
最初は心配なことも起こりますが、少しづつ時間が解決してくれますよ。
慣らし保育:1歳2か月と1歳9か月の入園の場合どっちが大変?
ちなみに、第2子は1歳9か月での保育園へ入園。
第1子(1歳2か月入園)と第2子の慣らし保育中がどちらが大変だったというと、断然1歳9か月の第2子です。
実は、慣らし保育初日は、泣きもせずに教室に自分から入り、おもちゃで遊びだしたのです!!
「これは?!」と第1子との対応の違いに驚いたのですが、私の姿が見えなくなった頃から大泣きだったそうです。
そして、慣らし保育2日目~2か月くらいの間は、保育園を見た瞬間から大泣きと夜泣きです(笑)
月齢が上がるほど、自我も芽生え、ママと過ごした時間も長かったので、感じ方も違うんだな~と実感。
慣らし保育中が終わるころには、こんなことが出来るようになりました。
- おもちゃで遊んだり、絵本を見たりする時間も増えてきた
- 他のお友達や保育士に興味が出てきた
- おやつと給食の時は泣かずに食べることができる
こんな感じで慣らし保育中に、少しづつ保育園に慣れることができてたことも実感できました。
慣らし保育の親の状況・気持ち
慣らし保育の期間、特に慣らし保育初日は、保育園に行くことに緊張していたのを今でも覚えてます。
慣らし保育中も、教室の外から見ていることが出来ません。
登園したら、すぐに子どもだけを預けて、親はその場を離れます。
私自身はというと、最初に2日間は保育時間は2時間だったのですが、もう心配で心配で・・・。
- 子どもが寂しがっていないか?
- 子どもは泣いていないか?
- 保育士の対応はどうなのか?
- 保育園に入れたのは間違えだったのか?
- 復職はしない方が良いのか?
子どもに対する心配ももちろんありますが、自分のしていること=保育園に入れたことが、
「こどもにとって悪影響でしかないのではないか?」とさえ感じました。
保育園近くのカフェでモヤモヤと過ごし、慣らし保育の最初の2日間は2時間がとても長く感じました。
慣らし保育中は、不安と後悔が入り混じった感じでした。
しかし、実際に会社へ復帰するにあたって、通らなけれないけない道のりです。
モヤモヤした気分は、慣らし保育が終わって、復職をしてもすぐになくなったわけではありません。
楽しんで保育園に通ってくれる子どもを見ることが出来るようになって、
「保育園に入ったことは悪いことではなかった!」
と、感じることがやっとできたという状況でした。
まとめ
慣らし保育は、保育園に通う子どもにとっても、ママにとっても大事な期間です。
保育園に通うことに対して、何かと考えてしまう時期でもあります。
あまりにも泣いてしまう我が子を見て、慣らし保育の為に保育園へ行くことが、嫌になってしまうママもいます。
最初は考えられないかもしれませんが、とにかく時間が解決してくれます。
時間では解決できない状況になれば、またその時に転職や退職、転園等について、考えれば良いだけですから。