妊娠している方、出産を控えている方の中には、里帰り出産を予定している人も結構多いもの。
実家や義実家が近く、通院先も変わらず、出産後に里帰りをする場合はあまり問題はありません。
しかし、実家等が遠く、産院が異なる場合で、里帰り出産を予定している場合は里帰り期間が長くなる傾向があります。
里帰り出産を希望している場合、里帰り出産の計画の立て方、いつ頃に里帰りをするとよいのか、里帰りの一般的な時期、いつ頃自宅へ帰れるのか等、紹介していきます。
里帰り出産は妊娠30週前後から帰るのが一般的!
里帰り出産を予定している場合は、いつ頃帰ろうかと悩むところではあります。
仕事をしている方であれば、多くの場合産休に入ってからの里帰りが一般的なので32週前後となります。
- 里帰り先の病院で、32週~34週には戻ってきてくださいと言われた。
- 里帰りの時期については、36週からで良いと言われた。
- 「30週には転院してきてください」と言われた。
色々な体験談がありますが、お産を受け入れる病院の指示よって異なります。
実際に里帰り出産の場合には、里帰り前に健診を受けている病院以外にも、里帰り先の病院(分娩先)での、分娩予約と健診が必要になります。
病院にもよりますが、34週頃までに1度は健診を受けることが受け入れの条件だったりします。
- 人気の病院は、分娩予約が妊娠15週~20週で埋まってしまうことも!
- 里帰り先の病院の健診時期も、病院によって異なります。必ず確認を!
- 里帰り先の病院での健診が遅くなる場合は、里帰り出産を決めたら早い段階で分娩の予約について病院に確認しておきましょう。
高リスクの出産の場合は、早めの里帰りが必要なことも!
妊娠の状態・状況によっては、さらに早い段階で、里帰り先の病院での診察が必要な場合もあるんです。
多胎児の場合や、高リスクの出産の場合等ですね。
実家(義実家)へ里帰りする時期について、少しでも不安があれば健診の際に、お医者さんに細かに確認することをお勧めします。
- 妊娠の状況からいつ頃の里帰りが良さそうか。
- 転院先への診断書はいつ頃書いてもらえるか。 等
特に、飛行機を利用して里帰りをする際には、更に医師への診断を仰ぐべきです。
状況によっては、診断書の提出が無ければ飛行機への搭乗が出来ないなんてケースもあるのです。
- 産後の里帰りは必要?里帰りイライラを減らすために準備しておくこと。←妊娠中の飛行機の搭乗についても紹介しています!
里帰り出産から自宅戻るのは、産後約1か月後の母子の1カ月健診が済んでから!
里帰り出産の多くの場合、旦那さんは自宅で過ごし、週末に里帰り先へ会いに来たり、月数回会いに来るのが一般的です。
実は、里帰りから赤ちゃんとママが自宅に戻るのを、一番楽しみにしているのは旦那さんなんです!
ママが実家に居るのがストレス!帰りたい~!と、自宅に帰るのを待ち望んでいる場合も中にはあります(笑)
一般的には多くの旦那さんは、ママと赤ちゃんの帰りを待っています。
里帰りから帰る時期は、出産後約1か月後が多いのです。
その理由は、里帰り先の出産した病院で母子の1ヶ月検診を受け、異常無しの診断を受けてからが帰宅の必須条件だからなんです!
早く帰ってきて欲しい~とパパが思っても、産後の1か月健診は出産をした病院で受ける必要があるんです。
自宅と里帰り先が近ければ、自宅から出産した病院へ1か月後に通院することも出来ますが、里帰り先が遠いとなかなか難しいものです。
出産後の身体のダメージは大きい!
出産後の身体は、かなりダメージを受けているので、十分に休む必要があるとも言えます。
出産退院後赤ちゃんとの生活はどんなもの?ママの身体の変化や生活は?
無理をすると子宮の戻りが悪くなったり、骨盤が開いたまま戻りにくかったりと今後の生活にも支障が出てしまう場合も。
- 産後2週間は出産後の入院時と同じような生活(横になれるときは横になり、赤ちゃんのお世話ぐらい)
- 3週間目で少し動き始める。
- 4週間目は外出しない。
段階を踏んで床上げしていくと体も楽と言われています。
とはいっても、そんなにじっとしてられないわ~!!と思いますよね。
出産後の早い段階で動きだすと、身体が危険・・と感じます。
私自身、第一子出産のときに出産前から数日間ですが入院していました。
1週間~10日前後の入院生活ですら、ストレスで「どこかに行きたい~!」という気持ちが溢れていました。
退院して実家に戻ってすぐの産後7日~10日で旦那さんに気晴らしに車で近くのショッピングセンターへ連れってってもらいました。
出産前から体力には自信がありましたが・・・
- めまい
- 疲れ
- 頭痛
- ふらつき
- 横になりたい・・・
とにかく、身体が危険を感じているとすぐに気づきました。
産後数週間はゆっくり過ごした方が良いことを体験したものです。
とは言っても、兄弟がいればお世話がつきものです。
出産前後の入院期間に会えないこともあったり、赤ちゃんのお世話ばかり、一時的に寂しい思いをさせてしまうかもしれません。
しかし、今後の生活を送るにも第一に身体回復です。
無理は禁物。甘えられるところは祖父母や旦那さんへ甘え、無理せずゆっくり過ごすことが一番です。
出産前後の平均的な里帰り期間は2~3カ月、実家が近いと1カ月程度
出産前後の里帰り期間の平均は、
- 実家が遠い場合の里帰り約2カ月~3カ月
- 実家が近い場合の里帰り約1か月
実家が遠い場合だと、妊娠30週~産後1か月程度の里帰りで期間は3カ月ということになりますね。
実家が近い場合は、出産後に赤ちゃんと1カ月程度過ごすために、病院から里帰りというケースが多いのです。
出産退院後赤ちゃんとの生活はどんなもの?ママの身体の変化や生活は?
どちらとも、1カ月健診が終わると、里帰り先から自宅へ戻っていくという流れです。
産後1か月健診で問題がなければ、その後お宮参りが終わってから帰宅という方も中にはいます。
しかし、双方家族の都合等もあるので、場所や日程等は改めて…とい方も結構いるようです。
里帰り出産はやめることが出来るが、分娩先を探すのは結構大変!
急な転勤や、里帰り先の都合や里帰り先とのトラブル等、里帰り出産が困難になることも最悪の場合はあります。
里帰り出産を考え直すことはできます。
しかし、病院にもよりますが出産を受け入れる際、34週頃までに1度は健診を受けることが受け入れの条件があったりと、
急な分娩予約はあまり病院としてもリスクが高いので引き受けたくないと思うのが普通です。
まずは、希望(があれば)の産院で、妊娠状況を伝えた上で受け入れ可能かを聞いてみるのが一番です。
- とにかく受け入れしてくれる病院を探した!
- 受け入れ可能であれば、今通っているところに紹介状を書いてもらいましょう。
- 病院は、大きな病院から電話していけばなんとかなったりします!
- 妊娠8ヶ月、主人の転勤でいきなり他府県での産院探しをしましたが
生協で受け入れてもらうことができた!
こんな声もあります、まずは動いてみることが一番です。
分娩先を変更する時期によっては直接支払制度が使えないことも!
里帰り出産をやめて、自宅の近く病院での出産となった場合、病院を変更した時期によっては、出産に係わる費用の立替が必要な場合もあります。
通常は分娩の予約や申込の際に、病院へ直接支払制度の申請書の提出を行います。
しかし、転院の時期によっては、出産費用を立て替えた上で、自身で健康保険組合へ出産育児一時金の請求を行うことが必要となります。
直接支払制度を利用した場合でも、利用しなかった場合でも支払う出産費用は同じです。
直接支払制度の利用が出来ない場合、50万円~60万円前後の立替が必要となることもあります。
里帰り出産をやめる、転院するために受け入れ病院を探す際には、直接支払制度の利用が出来るかどうかも一緒に確認しておくと安心です。
里帰り出産を予定している時は、母子手帳を受け取る時にまずは相談を!
母子手帳を受け取る(8週~12週頃)際には、里帰り出産の場合どんな流れになるのか確認しておくことも大切です。
- 里帰り前には妊婦健診の際に使える受診票を里帰り先でそのまま利用できるのか。
- 受診票がそのまま利用できない場合は、里帰り先でどのように健診を受ければいいのか。
- 自己負担した健診費用の返金はどのように受けることができるのか。
更に、長期の里帰りを予定している場合は、赤ちゃんの予防接種のスケジュールや定期予防接種の予診票の確認も必要です。
まとめ
里帰りの時期や里帰り期間、里帰りをしなかった場合の注意点等、まとめてみました。
里帰り出産や出産後の里帰り、炊事・洗濯・掃除をやってもらえるだけで、1日をゆっくりと過ごすことが出来ます。
しかし、里帰り先で「私は出産したばかりなんだから~」とばかりに、何でもかんでもしてもらえると思うのは、ちょっと危険です。
里帰り期間に一緒に過ごす家族のことも、考えることも重要です。
里帰りの期間についても、自分都合でいつまでの長いせずに、他の家族の都合や状況を踏まえて可能であれば早めに切り上げるのも一つの方法です。