妊娠・出産

費用を抑える方法は?出産にかかる費用は50万円超は当たり前?!

出産にはどのくらいの費用がかかるの?と気になりますよね。

妊娠中でも、妊娠を計画している時でも、将来のことを考える時にも、出産にかかる費用は気になるはずです。

私自身、2度出産を経験していますが、その度に費用はどの程度かかるのか気になりました。

ここでは、出産にかかる費用の平均や出産費用を抑える方法、実際に私が経験している出産費用についてを紹介していきます。

気になる出産に関わる費用の平均は?

出産費用の全国平均は486,376円!

出産に関わる費用ですが、各都道府県における「入院・分娩費用」の平均額は486,376円厚生労働省「出産一時金の見直しについて」より参照)です。

出産費用が全国で一番高額なのは東京都平均586,146円、一番少額なのは鳥取県平均399,501円です。

これは平成24年の平均ですので、近年の無痛分娩等の増加により、平成30年での出産費用平均は高額になっていることが予測できます。

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全国平均の出産費用平均は486,376円なので、出産一時金として42万円の給付された場合でも、

あくまでも平均ですが約67,000円は自己負担が出てしまう計算です。

出産費用をできるだけ安く抑えたい!

全国平均の出産費用平均は486,376円東京都平均にいたっては586,146円の高額の出産費用ですが、出産費用を抑えることは可能です。

出産費用を抑えるために出来ることは、3つあります。

  1. 公的医療機関で出産する!
  2. 有料個室や無痛分娩は控える!
  3. 里帰り出産等で出産地域を変えて費用を節約する!

説明していきます。

【1】公的(公立・都立)の医療機関を選択する

公的医療機関で出産をする場合、私的な総合病院や産婦人科で出産する場合よりも、出産費用を抑えることが出来ます。

公的病院 私的病院
分娩費 178,418円 233,469円
入院費 163,539円 122,893円
分娩費合計 477,740円 502,748円

厚生労働省「出産一時金の見直しについて」より参照)

産科施設での出産費用の平均をみると、公的病院の方が費用が安いことが分かります。

東京都の公的病院を見てみても、東京都平均よりはるかに安い金額で出産出来ることがわかります。

都立多摩医療センターの出産費用

  • 分娩費用:正常分娩45万円~50万円/予定帝王切開術40万円~45万円
  • 入院日数/HP記載なし
  • 個室:あり、個室16,000円・18,000円、26,000円、28,000円/1日
  • 無痛分娩:あり(合併症のある妊婦で医学的に適応があると判断された方のみ実施)
  • 立会出産:あり(立会出産を経験している、または病院や他の施設で安産教室や母親学級などに夫婦で参加している父親のみ可)

都立大塚病院の出産費用

  • 分娩費用:HP記載なし(口コミより通常分娩で約42万円)
  • 入院日数:通常分娩5日程度、帝王切開約8日程度
  • 個室:あり、個室11000円/1日、半個室(2人部屋)4500円/1日
  • 無痛分娩:なし
  • 立会分娩:なし

都立大塚病院HPには、出産費用詳細の記載はありませんが、利用された方の情報では通常出産約42万円程度とかなり良心的です。

東京都保険医療公社豊島病院の出産費用

  • 分娩費用:正常分娩:約45万円/帝王切開:約55万円
  • 入院日数:通常分娩6日程度、帝王切開約9日程度
  • 個室:あり、18,514(税込)円/1日(口コミより)
  • 無痛分娩:なし/和痛分娩:あり(別途費用10万円)
  • 立会分娩:あり(「出産にパパが立つ会うための教室」に参加した父親のみ)

都立広尾病院の出産費用

  • 分娩費用:正常分娩:約45万円/帝王切開:約40万円
  • 入院日数:通常分娩6日程度、帝王切開約10日程度
  • 個室:あり/個室16,000円/1日
  • 無痛分娩:なし
  • 立会分娩:あり

都立広尾病院の大部屋は6人部屋、個室(シャワー・トイレ付)は2つしかありません。

東京都保険医療公社 荏原病院の出産費用

  • 分娩費用:正常分娩:約50万円/帝王切開:約60万円
  • 入院日数:通常分娩6日程度、帝王切開約10日程度
  • 個室:あり/個室料金不明
  • 無痛分娩:なし
  • 立会分娩:あり

荏原病院のHPには、分娩費用は6日間の入院の場合通常分娩で約50万円と記載ですが、実際に荏原病院で出産された方の情報では、通常分娩で約45万円程度だったとの話もあります。

  • 出産は一人として同じものはありません。
  • お母さんや赤ちゃんの体調や処置等により金額が変わることが大きくあります。
  • 出産費用はあくまでも目安として参考下さい。

東京都にある公的病院を抜粋し、出産にかかる費用をまとめましたが、通常分娩で約45万円程度、帝王切開でも40万円台の病院もあります。

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公的病院ではない、近所の産婦人科や総合病院の出産費用と比べてみて下さい。かなり差があるはずです。

費用を抑えるのであれば、まずは公的病院の利用がお勧めです。

うさクマ
うさクマ
公的病院は、費用の安さや設備の良さからも、分娩予約を取るのが大変な病院もあるようです・・・

【2】出産後の有料個室と無痛分娩利用は控える!

出産に係わる費用は、ママの頑張り(持病や妊娠中のリスクがない方に限ります!)やママの頑張りや我慢でも抑えることが出来ます。

最近では、出産の際に無痛分娩を行う方が増えてきていますが、その費用も通常の出産費用に追加料金が発生します。

更には、出産後の入院にかかる個室料金も開きはありますが、有料であることが多くあるんです。

出産に係わる追加料金の内、多くの産婦人科で案内されているのは以下の通りです。

  • 無痛分娩を行う際には、約10万円程度の追加料金。
  • 有料個室は5,000円~20,000円/1日の追加料金。
  • 夜間・深夜の出産の場合の追加料金。
  • 休日・祝日の場合の追加料金。

通常分娩で、入院中追加費用の発生しないお部屋で過ごすことで、出産に係わる費用はグっと抑えることが出来るのです。

個室費用は、入院日数が長い場合は特に金額に影響するので、出産後に入院が長期化しそうな場合は、大部屋への移動が可能かどうか病院とも相談をしてみるのも良いと思います。

うさクマ
うさクマ
実際のところ、一人で静かに過ごせたり、面会客がきても気楽なのは間違えなく個室なんですが・・・意外に高くつくのが個室料金。

夜間・深夜、休日・祝日の出産については、自分でコントロールをするのは難しいので、お腹の子どもに平日の昼間に出てきてね~とお願いするだけですね。

【3】里帰り出産で出産地域を変えてみる!

里帰り出来る実家や義実家がある場合、出産費用によっては里帰りを検討するもの一つの方法です。

極端な例にはなりますが、東京都で暮らしている人が実家の鳥取県で出産した場合、

  • 東京都出産平均費用ー鳥取県出産平均費用=節約費用
  • 586,146円-399,501円=186,645円!!

出産費用の平均を基に差を出すと、186,645円も差が出るのがわかります。

里帰り先の出産費用もあくまで病院によりけりとは言えますが、人によっては出産費用を抑える一つの選択肢として入れることができるはずです。

各都道府県の出産費用平均がもっと細かく知りたい方は➡(厚生労働省「出産一時金の見直しについて」)を開いて、4ページ目~5ページ目に都道府県別の平均的な出産費用についてを参照ください。

私の出産費用は53万円~58万円程

私の2度経験している出産費用ですが、1人目が58万円程度、2人目が53万円程でした。

やはりその時その時の出産前後の処置等によって、金額は大きく変わっています。

1人目の出産は、吸引分娩

私の場合、1人目の出産の時、臨月に入り突然血圧が高くなり、尿検査の際にタンパクが出るようになりました。

おそらく妊娠前の体重と比べて18キロ程度増加したことが大きく影響しているのではないかと思っています。

さらに、出産予定日を1週間過ぎても、子宮口も開かず、高めの血圧・尿検査のタンパク確認も確認されたことより、急遽入院の上、促進剤を使用し出産することとなりました。

入院後、すぐに子宮口を広げる為の処置がされ、3日目に促進剤を使用し出産。

出産の際には、へそのをが3回子どもの首に巻き付いていたこともあり、最終的には吸引分娩での出産となりました。

元々かかる出産費用は、通常分娩で48万円程と説明を受けましたが、出産までの処置や入院日数の増加、生まれた子供の黄疸処置等で、結果として58万円程になりました。

2人目の出産は、普通分娩

2人目の出産のときは、血圧や尿たんぱくでも一切引っかかることなく、出産予定日に兆候がありました。

たまたま定期健診に行ったところ、子宮口の開きが4センチ確認され、多少の陣痛による痛みもあったので、その日の夕方に入院。

深夜12時をまわったところで出産という、安産でした。

うさクマ
うさクマ
1人目の促進剤による陣痛が猛烈に痛すぎたので、2人目の陣痛もある程度覚悟はしていましたが、出産30分前まで我慢できる痛さでビックリした記憶があります・・・

私自身も、子ども自身も入院中これといった処置や検査等は行わずに過ごすことも出来ました。

2人目の時は、出産費用は通常分娩で50万円程と説明を受けましたが、結果として53万円程になりました。

出産した時間や曜日によって料金の追加があったため、多少金額が上がったという感じです。

目安の出産費用は、あくまでも目安です。出産の状況や前後の処置、ママや生まれた子供への必要処理などで、費用は前後することが多くあります。

まとめ

出産に係わる気になる費用や、費用の抑え抑え方、私の出産費用を紹介しました。

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出産費用を抑えたい場合、

  • 公的病院で出産
  • 普通分娩で乗り切る(持病やリスクがない場合)
  • 大部屋を利用する

上記のようにうまく予定が組むことができれば、特に東京都の場合平均より出産費用を安くすることができるはずです。

しかし、公的病院は受け入れ人数が少なかったり、人気があったりと予約を取るのも大変な場合もあるようです。

さらに、予定通り安産に出産を終えることが一番ですが、そういかない場合もあります。

やはり、出産は最後まで何が起こるか分からないので、病院から提示される出産費用はあくまでも目安の費用ですので、参考程度にしてくださいね。

うさクマ
うさクマ
出産育児一時金の42万円があるにしても、東京都での出産は高額ですね・・・。
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