実家への距離的な問題や、実家事情、ほかの兄弟のお世話など、里帰りをしたくてもなかなか里帰りが難しい状況があります。
産後の里帰りが出来ない、里帰りをしないママにとって産後の毎日の生活、特に家事や上の子のお世話や送り迎えなど気になるところですよね。
私自身、第1子・第2子の出産後には、里帰りを経験していますが、第3子を出産のときは、出産後の里帰りはしませんでした。
産後は里帰りをしないとキツイのでは・・・?と思い込んでいましたが、想像以上に気楽に過ごすことができました♪
里帰りせずに自宅で過ごしてみると意外にもメリットも多く感じました。
今回は、里帰りをしないで乗り切った私の体験を基に、産後に割り切って考えた家事や生活のこと、上の子の送り迎えやお世話のこと、実際に役に立ったサービス、メリットやデメリットを紹介していきます。
産後里帰りには意外なデメリットも?里帰りしなくても何とかなる!
産後に里帰りをしなくてもやっていけるの?!・・・という不安な気持ちも本当に分かります!!
私自身、第1子出産のときは、里帰りをすることは当たり前と思っていて、里帰りをしないという選択は、ありませんでした。
しかし、里帰りは良いコトだけでありませんでした。
実際に里帰りを経験すると想像していなかったストレスが溜まっていったのです。
- 家事を手伝おうとすると産後だからとの理由で断られる、
- 汚れていると思う感覚の違い(掃除頻度やホコリ感覚の違い)
- 自分のタイミングでお風呂に入れない(掃除時間の違い)
- やることが無く何となく居心地が悪い
- 産後すぐで気分転換外出できない
- テレビやインターネット環境の違い
産後の慣れない赤ちゃんのお世話や授乳、睡眠不足、ホルモンバランスの影響もあっただろうと今では思えます。
本当に些細なこと過ぎて、今では何とも思わないことでも当時の私の場合、本当に些細なことが少しづつストレスになっていきました。
里帰りをしなかった3回目の産後でも、赤ちゃんのお世話や家事や毎日の生活、上の子のお世話などは、里帰りの時の強力なサポートがあったら・・・と思う時もありました。
3人目の出産後、自分の家で自分のペースで過ごすことができ、気分的には一番穏やかに過ごすことが出来ました。
里帰りしなくても何とかなる!ということです。
里帰りをしない産後の家事はとにかく手を抜く!
里帰りをしない場合、病院の退院後から家族だけの生活が始まります。
赤ちゃんのお世話以外で、生活に最低限必要なのは大きく分けると4つだけ。
- 掃除
- 洗濯
- 買い物
- 食事
産後は、細かいことは気にしない!
そして、体調が回復するまでは、とにかく手を抜くことを考えて下さい。
毎日綺麗に部屋を掃除して、洗濯もして、子どもにも栄養のある手作りの食事を作って・・・なんて生活をしていると、産後の身体が休まりません!
【掃除】毎日の掃除機は諦める
掃除の場合、毎日の掃除機掛けはやめて、
「気が付いた時にフローリングワイパーなどでササっと掃除」
この程度で割り切りる!
パパの休日に掃除機をかけてもらったり、少し余裕が出てきたら、ママの体調が良い時を見て掃除機をかける、でも良いですよね。
家電に頼るなら、全自動のお掃除ロボットを使う手も。
【洗濯】洗濯の回数を減らす+乾燥機能をフル活用
洗濯の場合「洗濯の回数を減らす」ことで、干す機会と畳む機会は減らすことができます。
「毎日は洗濯をしない」と割り切る!
洗濯の回数を減らせるように、赤ちゃんの洋服は多めに準備しておくと安心です。
赤ちゃんのウンチ汚れやミルクの吐き戻しの汚れはについては、手洗いで汚れを落としておくと、後々楽ですね。
家電に頼るなら、乾燥機能がついた洗濯機を乾燥機能をフルに活用してみてください。
「洗濯乾燥後は畳むだけ」これだけで、本当に楽できます。
乾燥機能を使ってみて、「洗濯ものを干す作業がいかに面倒か」ということに気が付きました!
【買い物】対面せずに受け取れるネットショッピングや宅配サービスを利用
今では日常の生活で利用している方も多いですが、産後の買い物には
「ネットスーパーや宅配サービスを頼る」、ですね。
買い物には行きません!
赤ちゃんのお世話の合間に、スマホで商品を選んで、商品を自宅まで届けてもらいましょう。
私は産後すぐから、楽天西友ネットスーパー を利用していました。
良かった点としては、
- 食品だけでなく日用品や赤ちゃん用品まで購入できたのが良かった!
- 13時までの申込で、その日の間(20時~22時)に届けてくれる!深夜0時までの申込で、次の日の10時~12時配達の時間も選ぶことも!
- 楽天ポイントも使える&溜まる!
- 対面なく玄関前に置いてくれる!
西友で扱っている商品ほとんどの扱いがあるので、商品も多く不便はありませんでした。
最近では、対面せずに玄関前に荷物を置いてくれるネットスーパーが多いですが、
- 化粧をしていない・・・
- 1日パジャマ姿なのに・・・
- 授乳中やおむつ替えのタイミングきちゃったら・・・
こんなことを気にしなくて良いので、本当にお勧めです!
- ネットスーパーはお届け日時は定員に達すると受付終了となります。
- 配達当日の入荷状況によって、欠品がある場合もあります。
- 商品購入金額によっては送料がかかることもありました。
色々ありますが、配達料や子育て割、会員登録の必要可否など違いがあります。
さらに、スーパーやコープの配達地域には注意が必要です。
【食事】料理は手料理だけじゃない!宅配や冷凍食品も利用する
掃除・洗濯・買い物よりも、ちょっと手がかかるのが「料理+片付け」です。
「ママは栄養があるものを食べるのが一番」ということは分かりますが、産後に毎度栄養いっぱいの食事を作るのは難しいです。
食事に関しては、
- 実母やパパに作り置きやお惣菜を用意してもらう!
- 料理するにも簡単な物しか作らない!
- 宅配で食事を届けてもらう!
- 産前に多少準備しておく!
この4つを組み合わることで、産後の1か月~2か月程度を意外に簡単に過ごせたりします。
パパや実母、義理母に作り置きの料理やお惣菜を準備してもらう!
パパには、仕事帰りや休みの時に、「お惣菜」や「簡単な手作りキット」のような物を買ってきてもらいましょう。
里帰りをしなくても、実母や義理母が自宅にお手伝いに来てもらえる時は甘えてしまいましょう。
作り置きの料理を準備してもらう場合、できれば作って持ってきてもらうことをお勧めします。
自宅で作ってもらうと、調味料や鍋の場所なども教えなくてはいかず、ママも気を使うものです。
ママが料理をするときは、とにかく簡単料理で!
食事はママがすべて準備しなければいけない時、そんな時は「煮る」「焼く」だけの料理がお勧め!
- 野菜たっぷりの汁物(ポトフや豚汁やミネストローネ)
- 煮るだけの料理(手羽元煮や魚の煮付けなど)
- 焼くだけの料理(焼肉やギョーザなど)
「煮る」「焼く」料理も、時間がかからなくて、簡単な料理で良いんです。
更にご飯のお供の、納豆・のり・ふりかけ、なんかも用意しておくと、パッと何かをお腹に入れたい時には便利ですよ。
お届けサービスを利用して食事を届けてもらう!
家で食事をとる方法なら、宅配サービスを利用する方法もあります。
自宅のポストにも、和食や中華、イタリアインにジャンクフードなどの様々なチラシが投函されていませんか。
出産前には、念のため取っておくようにしましょう。
毎日宅配サービスを利用するのは、栄養面的にも金銭的に難しいかもしれませんが、たまにだったら良いですよね。
夜中の授乳続きで体調を崩してしまった時や、疲れが溜まっている時など、「もう限界だ~」と思った時は利用してみてください。
出産前に作り置きや冷凍食品を準備しておく!
出産前に余裕があるのなら、冷凍食品を準備しておいたり、作り置きで温めるだけで食べられるような料理を準備しておきましょう。
産前に準備ができない場合でも、ネットスーパーを利用して冷凍食品は簡単に買うことが出来るので意外に心配はいりません。
とにかく、食事も何とかなる!ということです。
パパや実母からの協力を全く得られない場合でも、「大鍋スープ系」料理と「煮る・焼く」料理、作り置きや冷凍食品を組み合わせれば、十分やっていけます。
食事の片付けは、ある程度は必要となってきます。
食洗器があれば食洗器を利用するともちろん楽ですし、エコではないけど使い捨ての紙皿などを利用する日があっても良いんです。
調理家電で楽をする場合、
具材を切って入れるだけで出来ちゃうという、最近話題の「ほったらかし家電」を使うのもアリですよね。
食事に関することも、意外に手を抜くことが出来ちゃいます。
家事全般に関しては、家事代行サービスを利用するというのも一つの方法です。
とにかく手を抜いて、赤ちゃんのお世話とママの身体を休めることを第一に!
上の子のお世話や送り迎えは、何とかするしかない!
里帰りをしない産後の家事と同じくらい不安があるのが、上の子のお世話や送り迎えについてではないでしょうか。
家事のように、あからさまに手抜きはできないですからね。
上の子との生活やお世話は慣れしかない!
上の子のお世話については、毎日の生活の中で慣れていくしかありません。
赤ちゃんが生まれた生活に上の子を慣れさせるためにも、退院後すぐは産前と同じ生活を続けることも大切です。
とにかく、「上の子を優先する」してみましょう。
赤ちゃんが生まれたことで、赤ちゃん返りをしても、ずーーーーと続くわけではありません。
外遊び以外は、産まれたばかりの赤ちゃんが泣いていても、家では可能な限り上の子を優先してみる。
上の子の保育園などへの送り迎え、出来ない時は休む!
上の子の送り迎えが、人によっては、里帰りをしない産後、一番の悩みかもしれません。
協力してもらえるなら、産後すぐから数週間は送り迎えは家族にお願いしたいところですよね。
しかし、保育園の場合、産休育休中の「送り時間・お迎え時間」が通常とは異なるケースもあります。
可能であれば、保育園に産後すぐの送り・お迎え時間について都合がつかないか確認してみて下さい。
【保育園が送迎時間の都合をつけてくれる場合】
- 仕事に行く前にパパが保育園へ送り、お迎えもパパが行くことができる。
- 仕事をしている祖父母でもお迎えの時間に間に合う。
保育園側が、産後数週間であれば・・・と送迎時間を多めにみてくれる場合、ママは送り迎えに体力を使わなくていいので、数週間とはいえかなり有難いものです。
ママの気持ちや体調面、上の子にしても、パパや祖父母に送ってもらえるのが一番安心できますよね。
保育園側から、「産休育休中の保育園利用時間にあわせての送り迎えをしてください。」と言われてしまった場合が、ちょっと大変です。
保育園の多くは、産休育休中の送迎時間を基本に考えているので、時間の都合をつけてくれる保育園の方が少数です。
産休育休中の送迎時間は、9時や10時。
働いているときとはかなり違う登園時間です。
祖父母の協力を得られない場合はママも頑張るしかありません。
- パパが仕事の時間に都合をつけて送迎。
- ママが赤ちゃんを連れて送迎。
- ファミサポや家事代行などを利用して送迎をしてもらう。
送迎方法は、こんな感じです。
保育園へ上の子を通わせる方が、ママにとって負担にならないということであれば、ママが頑張るしかありません。
家族の協力が難しく、ママが送迎をする場合、産まれたばかりの赤ちゃんはどうしても連れて行かなければいけない状況は必須です。
- 赤ちゃんは、抱っこかベビーカー
- 保育園へは、車か歩きかタクシーを利用する
方法はいくつかあります。
お勧めはできませんが、どの状況であっても十分注意してください。
ファミサポや家事代行サービスを利用して保育園の送迎をお願いする場合、出来る限り子どもと顔合わせをしてから利用しましょう。
知らない大人と保育園に行く&帰るのは、特に赤ちゃんが生まれてすぐの環境だと不安に感じますからね。
他の方法としては、保育園は休む!
家族の協力を得られず、ママの体調も思わしくない場合は、保育園を休むのも一つの方法です。
里帰りしないメリットやデメリットは?
産後里帰りをしないことに、多くのメリットを感じました。
- 慣れた自宅でママもパパもゆっくり過ごせる!
- 育児の大変さをパパが分かってくれる!
- いつのも環境で暮らせる!
- 里帰りで親ともめなくて済む!
産後に里帰りをしたことと、里帰りをしなかった私自身がメリットとして感じたのは、自宅で過ごすことで、生活の中のストレスが軽減されるということでした。
パパにとっても、里帰り先で過ごす時間があるよりは、自宅で過ごす方がずっと気持ちも休まったはずです。
里帰り先から赤ちゃんと一緒に自宅に帰っても、「産後すぐから一緒に暮らしていないパパは戸惑ってしまった・・・」なんて話も聞きます。
私の場合、第3子ということもあって、上の子がいたので里帰りをしないことで生活環境も変わらず、保育園や習い事に通えたことも良かったです。
とはいえ、里帰りをしないデメリットももちろんあります。
- 家族の協力がないとママの負担が大きい!
- 退院後から安静になんてできない!
- 相談したいときに頼りになる人が傍にいない!
- 体調が悪い時は本当にシンドイ!
当たり前のことではありますが、ママの負担が大きいことだけは事実です。
産後とは言えども、自宅にいれば、何かとやるコトが出てきてしまうもの。
とにかく、出産退院後から1週間~2種間程度は、せめて出来る限りパパや家族の協力を得られるよう、お願いしておきましょう。
まとめ
産後一カ月は安静に、ゆっくりと過ごすことが大切と言われていますが、上の子がいて里帰りをしない場合、1か月安静することは到底不可能です。
何かと騒がしい毎日を送ることは絶対です。
でも、里帰りをしなくても何とかなりますし、何とかしなくてはなりません。
里帰りをしない産後は、
「頑張らない!」「手を抜く!」「上の子を優先に!」
とにかく、これに尽きます。
もちろん可能ならば、パパや祖父母の協力をお願いし、必要ならばファミサポや家事代行、宅配などの外注サービスを利用して乗り切りましょう。